リハビリスタッフからの質問、的確に答えられていますか?
リハビリスタッフを話をしていると、看護師からの情報はとてもありがたいし、役立つし重宝しているという。患者の24時間を知っている看護師というのは、それほど貴重な情報源になるのだ。だからこそ、患者の普段の様子をよくよく観察し、リハビリスタッフからの質問に的確に答えられるようにしないと。
— ふるたによしひさ@看護師 (@yoshihisanurse) August 14, 2026
【看護師向け記事】
多職種連携は大事です。
┃リハビリスタッフからの質問、的確にこたえられていますか?
回復期リハビリテーション病棟で働いていると、廊下でPT・OT・STのスタッフとすれ違いざまに声をかけられることがよくあります。
「〇〇さん、今朝の食欲どうでした?」
「昨日の夜、よく眠れていましたか?」
――こうした何気ない質問に、みなさんはどれくらい的確に答えられているでしょうか。
実はこの「ちょっとした受け答え」こそが、患者さんのリハビリの質を大きく左右しているんです。
┃ リハビリスタッフが見ているのは「点」
PT・OT・STのスタッフは、基本的に1日20〜40分程度、決められた時間の中でしか患者さんと関わることができません。
しかも訓練室という、いわば“よそ行き”の環境での様子です。
それに対して看護師は、起床から消灯まで、食事・排泄・整容・気分の浮き沈みまで、患者さんの生活そのものに24時間伴走しています。
つまりリハビリスタッフが見ているのは患者さんの「点」の情報、看護師が持っているのは生活全体を貫く「線」の情報なんですね。
だからこそ、
「今朝は食欲がなかった」
「昨夜は何度もトイレに起きていた」
といった一見些細な情報が、リハビリメニューの調整や訓練中の転倒予防にダイレクトに効いてきます。
実際、体調がすぐれない日に普段通りの負荷でリハビリを行えば、転倒やオーバーワークにつながりかねません。
看護師からの一言が、その日のリハビリの安全性を左右すると言っても大げさではないのです。
│「聞かれてから考える」では遅い
とはいえ、いざ質問されたときに「えっと……どうだったかな」と言葉に詰まってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。あちゃー、と思っても後の祭りです。これを防ぐコツは、シンプルですが「リハビリスタッフが何を知りたがっているか」を先回りして観察しておくことに尽きます。
具体的には、次のような視点を日々の観察に組み込んでおくと、質問への返答がぐっとスムーズになります。
-食事・水分摂取量:むせ込みの有無、摂取量の増減
-睡眠状況:入眠困難や中途覚醒の有無、夜間の様子
-排泄状況:尿意・便意の訴え方、トイレ動作の自立度の変化
-気分・意欲の変化:普段と違う言動、リハビリへの意欲の高低
-バイタルサインの傾向:発熱や血圧変動などの前兆
これらを「なんとなく」ではなく意識的にメモしておくだけで、廊下でのちょっとした質問にも自信を持って答えられるようになります。
┃カンファレンスは「聞かれる場」ではなく「伝える場」に
多職種カンファレンスの場でも、聞かれたことに答えるだけの受け身の姿勢ではもったいないです。
むしろ看護師側から「昨日から食欲が落ちていて、今日のリハビリは負荷を調整したほうがいいかもしれません」と能動的に発信できれば、看護師の存在価値はさらに高まります。
普段、意識して簡潔に伝える練習をしておくと、忙しい業務の合間でも情報共有がスムーズになるのでおすすめです。
│ おわりに
リハビリスタッフから重宝される看護師の情報は、特別なものではありません。
日々の当たり前のケアの中で交わされる、患者さんとの何気ないやり取りの積み重ねです。
「患者の24時間を知っている」という看護師にしかない強みを自覚し、意識的に観察・記録・発信することで、チーム全体のリハビリの質を底上げできます。
明日からの申し送りや廊下での立ち話、少しだけ意識を変えてみませんか。
それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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この記事へのコメント
nice!です☆
自分の状況を伝えるのは、なかなか難しいですよね。
今後、自分がどうなるかは分かりませんが、
看護師さんとのコミニュケーションの重要性を知ることができました。
ば私の介護士」の意識を、通年、怠らずに持ち続ける事が大切と、この
記事を読ませていただき、肝に命じました。