食べる以外の楽しみも必要

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老後は食べる以外の楽しみも必要だなぁと思うこの頃。


┃ 面会に必ず持ってくる物



家族が面会に持ってくる物で、断トツに多いのが「食べ物」です。
よく持って来られます。

ところが、今回の入院では食べられない人が多い。
全員ではありませんよ、多いということです。

鼻に栄養チューブが入っている人はもちろん。
点滴していて、点滴から栄養をとっている人。
一見どうもなさそうな人でも、
今回の発症によって嚥下機能が落ちている人がいます。

結局、普通のご飯が食べられない高齢の患者さんってめっちゃ多いんです。

なのに、そういう患者さんの家族にかぎって
食べ物を持ってきます。

しかも窒息しやすい物や食べにくい物を持ってきます。
パンとか硬いお菓子とか、お弁当とか、ジュースとか…

これは病棟管理上、いつも頭を悩ませることです。


┃ 食べられるかどうかいちいちテスト



このような場合、
持ち込みの物が食べられるかどうか、
いちいちテストすることになります。
または、主治医に聞かなくてはなりません。

主治医がいないときや、何か別件で用事があるときは
すぐにつながらないので、
一旦その持ち込み品をあずかって、確認して、
そのあと家族に蓮格という、
たった一つの持ち込みのために
非常に手間で、時間がとられ、
そのことをずっと覚えていなければいけません。

すぐに判断できない品の場合、
言語聴覚士さんにテストしてもらうこともあります。

言語聴覚士さんがすぐに入れないこともありますので、
明日になることもあるし、
そのあとのテストの結果、食べられる食べられないの返事を
家族にしなければなりません。
非常に手間で、時間がとられます。
たった一つの持ち込みなだけなのに。


┃ 基本的には食べ物は持ってこない



病院側としては、基本的には面会のときに
食べ物は持ってこないのが一番いいのです。

三食、栄養バランスのとれた、その患者さんの体格にあった
カロリーの食事を提供しているからです。
患者個人個人におうじた、食べやすい食事形態で提供しています。

なので、自分の親がどんな食事を提供されているか、
食事の時間に見てみられたらいいかと思います。

食事札に「嚥下食」「やわらか食」などいろいろ書いてあります。
見た目もペースト状だったり、食品の形がわからないものだったりしたら、
嚥下能力が落ちているということです。
通常の私たちが食べる物は食べると危険ということです。

家族さんのなかには
「うちの母はこれが大好きだから」
と食べ物を持って来られますが、
基本的に病院に食べ物を持ってこなくても大丈夫です。
むしろそのほうが助かります。

楽しみなのなら、病院を退院してから楽しんでいただきたいと思います。
(今後口からは食べられない患者さんもいますが)

これは安全に口から食べられる高齢患者さんなら、
上記のような問題はありません。
しかし、あまり頻回に食べ物を持って来られると、
カロリーオーバーになるし、
定期的に測っている体重でひっかかるかもしれませんし、
患者さんによっては、病院食を「おなかいっぱい」と言って食べないことがよくあります。
そうなると、カロリー計算がしにくいし、
せっかくバランスのとれた食事を提供しているのに本末転倒です。
基本的には病院に食べ物は持ってこないのが一番いいということです。
面会では、単に会うだけとか会話するだけでも十分面会の役割がはたせています。




それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。



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この記事へのコメント

2026年07月08日 11:02
私の母は自ら故郷の施設に入居すると言い、実際に入居しました。
そこは比較的元気な方が入居する施設で、
自分の足で食堂まで歩けて、食事を摂るというのが一つの目安でした。
我が家からは、かなり遠いので以降は比較的近くの兄に任せっきりでした。
母の故郷ということもあり、親戚が度々面会に来てくれるのも助かりました。
たしかに施設側がきちんと管理した食事が提供されるわけですから、
安易に食べ物の差し入れは控えたほうが良いですね。
2026年07月08日 22:32
(。・ω・)ノ゙ Nice‼です♪
2026年07月09日 05:15
おはようございます!
nice!です☆
2026年07月10日 10:31
nice! 面会に行かない事の方が、プレゼントが無い
よりも良く無い事が、記事により直ちに判り良いです!!

ふるたによしひさ

職業:
看護師
メールアドレス:
zyoshikyotoarasiyama19991009@gmail.com
一言:現役看護師だから書ける現状を発信
兵庫県生まれ。

神戸学院大学法学部卒

脳神経外科、SCU、回復期リハビリテーション


【資格】

看護師

認定看護管理者ファースト、BLS・ACLS

医療的ケア教員、認知症ケア専門士、看護協会認知症サポートナース

うつ病にさせないためのアドバイザー、高齢者入浴アドバイザー


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