バカ正直だけじゃあやっていけない
どんな仕事でも、バカ正直じゃあやっていけないこともあります。大人の事情ってやつですわ。
— ふるたによしひさ@看護師 (@yoshihisanurse) August 1, 2025
大人の事情ってやつです。
❚ バカ正直だけじゃあやっていけない
看護師になる前は医療機器販売会社の営業マンでした。
官公庁系の施設や公立病院だと、
備品の購入に「入札」が必要なことがあります。
この「入札」ですが、
はっきりいってイカサマです。
談合です。
いまだから言えますが、談合しまくりです。
ニュースに流れる談合って、ほんの一部です。
どの業界も談合なんてしまくりです。
たとえば、ある公共施設で100万円の備品購入の話しがあったとします。
これを入札で決めようとします。
この備品を施設に最初に話を持ち掛けて、パンフレットをわたし、説明をして、購入まで話をすすめたA社がいます。
最初に話を持って行った業者が強いのです。
入札になれば、A社は入札参加社の担当営業マンに電話をかけて、
「この入札はウチがとります。つきましては、御社の見積もり額を〇〇万円〇〇円にしてください」
と言ってきます。
電話を受けた他者の営業マンは、A社からの言われたとおりの見積額を書いて入札に出します。
A社は、自分のところの見積もり額を他社よりも500円だけ低く設定しています。
A社が一番安いようにしているのです。
医療機器販売会社では、このような談合は日常茶飯事です。
みんな知っているです。
「この入札は今回はA社がとる」って。
どの会社もそれに合わせているわけです。
当時は「これが談合か…」と驚いたものです。
こんな小さな世界でよくやっているんだから、
こりゃああちこちの業界でもやっているな、と確信したものです。
❚ 違法はダメだけど
まあ、ぶっちゃけ、談合は違法なので、
大人の事情といえどもやっぱりだめですよね。
でも、談合なんてあちこちでやっています。
じぁあ、違法とまではいかなくてもグレーとかはどうでしょうか?
グレーなこともよくあります。
たとえば、病棟では、
夜に「眠れない」という患者さんに、
単なる胃薬や、乳糖薬を、
「眠れる薬ですよ」
と言って飲ませて寝かしたりします。
患者さんは「眠剤だ」と思い込んでいるので寝ます。
逆のパターンもあります。
「胃がむかむかする」という患者さんに、
デエビゴ(眠剤)をわたして、「これ、胃薬です」と言います。
すると、患者さんは胃薬を飲んだと思っているので、寝ます。
不穏でソワソワしている患者さんには、
「インフルエンザの予防接種ですよ」
と言って、アタラックスPという落ち着かせて眠らす薬を注射します。
こういうことはどこの病院でも日常茶飯事です。
そうしないとうまくいかないことが多いからです。
もちろん、本当に状態が悪いのなら適切に対応しますが、
状況判断でこれはだましてでも落ち着かせたほうが良いとなったら、そうします。
そうしないと、夜間、とんでもなく大変なことになるからです。
大人の事情ってやつでしょうか。
ボクは看護師だけじゃなくて、いろんな職業を経験してきました。
仕事には信義則が大事なのですが、
どの業界にも、外には言えない事情ってのがあるんですよね。
それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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この記事へのコメント
嘘にならない程度に,うまく言えると良いな.
ではでは.
当時、民間では随意契約も多かったですが、官庁は入札です。
常駐していた現場近くの某市役所の新築工事の入札へ行ってくれとのこと。
営業でもないのにイイんですか?と尋ねたところ、
名刺置いて図面受け取るだけだからと言われ入札会場へ。
会場には数社の方がいて私は現場から行ったので作業着、他は全員スーツです。
直径20cm以上に丸められたA1サイズの図面を受け取りました。
外へ出ると落札する会社の車が待っていて各社から図面を回収してました。
毒にも薬にもならない「薬」って、あるんですね。
nice!です。